八代ウェリープイベント開催――「一生懸命教えなきゃ」と力が入っていませんか?

「SNSを見るたびに、うちの子これで大丈夫かなって不安になる」
「情報が多すぎて、何を信じていいか分からない」

そんなお父さん・お母さんに、ちょっとだけ「力を抜いてもいいんだ」と思ってもらえたら。

そんな想いで、2026年3月15日、熊本県八代市でwelleap(ウェリープ)のイベントを開催しました。

集まってくれたのは、32名の親子

ほとんどがご夫婦とお子さんでの参加で、畳の上でお子さんを遊ばせながら、ゆるっとした空気の中での2時間でした。

今回は、そのイベントの様子を「どんなことを話したの?」「参加した人はどう感じた?」という視点でお届けします。

目次

「教えなきゃ」って、実はちょっと古い考え方かもしれません

イベントの前半では、子どもの発達の「考え方」の話をしました。

SNSや育児書でよく見かける「○ヶ月で○○ができるようになる」「この順番で教えましょう」というアドバイス。

実はこれ、もとになっている理論は約100年前のものなんです。

1920年代に生まれた考え方で、当時は画期的でしたが、その後の研究で発達の捉え方はかなりアップデートされています。

じゃあ、今の発達科学ではどう考えるのか。

ざっくり言うと、こういうことです。

子どもの発達は、大人が順番に「教え込む」ことで進むのではなく、
子ども自身が「やりたい!」と感じて動く中で、自然と育っていくもの。

大人の役割は、「教えること」よりも、子どもが自分から動きたくなるような環境を用意すること。

たとえば、赤ちゃんはお腹の中にいるときから、すでにいろんな動きをしていることが研究で分かっています。

生まれてから「さあ、運動を覚えましょう」ではなく、もともと「動きたい」力を持って生まれてくる。

だから、大人がやることは「一生懸命教える」ことではなくて、子どもの「やりたい」が自然と出てくる環境を整えること。

――こう聞くと、ちょっと肩の力が抜けませんか?

参加者の声
「SNSには不安になる情報も多いけど、ちゃんとした根拠のある話を分かりやすく聞けて、”力を抜いて子育てしていいんだ”って思えました」

おうちの「ちょっとした工夫」が、子どもの発達を後押しする

子どもが長い時間を過ごす場所といえば、やっぱり家。

イベントでは、おうちの環境を少しだけ見直すことで、子どもの「やりたい」を引き出せるというお話もしました。welleapではこれを「育住(いくじゅう)」と呼んでいます。

といっても、リフォームしましょうとか、そういう話ではありません。たとえば、

  • 安全のためにと全部フラットにするのではなく、小さな段差をあえて残す
  • おもちゃを全部手の届く場所に置くのではなく、少し背伸びしないと届かない場所にも置いてみる
  • メッセージカードや写真を貼って、子どもの目線が自然と動くようにする

こうした小さな工夫が、子どもの「気づき」や「やってみよう」の機会になる。イベントではイラストや写真を使って、帰ってすぐ試せるアイデアを具体的にお伝えしました。

参加者の声
「帰ったらすぐに部屋の配置を見直したいです!」
「子どもの”困った行動”が、実は”伸びたいサイン”だったと知って、見方が変わりました」

靴選び、「かわいいから」で決めていませんか?

イベント後半は、子どもの足と靴選びの話。ここがいちばん盛り上がりました。

子どもの足って、実は大人の足とは全然違います。骨の多くがまだ軟骨のままで、いわば「発達途上の足」。大人の足をそのまま小さくしたものではないんです。

だから、靴選びもかなり大事。合わない靴を履き続けると、足の形だけでなく、身体全体のバランスや動きにも影響が出ることがあります。

イベントでは、アメリカの足病医学の知見をもとに、お店で靴選びに使える3つの靴チェックを実際の子ども靴で体験しました。

会場にはいろんなメーカーの子ども靴がずらっと並んでいて、参加者のみなさんが実際に手に取って比較していました。

参加者の声
「靴選びがこんなに大事だったとは…!」
「ミドルカットとハイカットで悩んでたけど、理由も一緒に教えてもらえて、すっきりしました」
「いろんなメーカーの靴を実際に触れたのが楽しかった」

この靴のセッション、終わった後もみなさん靴を手に取って話が止まらなくて。「次もやってほしい」という声がいちばん多かったパートでした。

鹿児島からも参加! 専門職の学びの場にもなっています

今回うれしかったのが、鹿児島県から児童発達支援の現場で働く専門職の方がおひとりで参加してくれたこと。

参加した専門職の声
「少し不安でしたが、専門職としても学びが多く、とても有意義な時間でした」

当日は保護者のほかに、理学療法士・作業療法士・教師・保育士など5名の専門職も参加。

welleapは保護者向けのイベントですが、子どもの発達に関わる専門職にとっても新しい学びが得られる場になりつつあります。

welleapってなに? ── 専門職が会いに行く、地域の子育てコミュニティ

welleap(ウェリープ)は、熊本の株式会社LIGHTSWELLが運営する地域の子育てコミュニティです。

普段は、重症心身障がい児や医療的ケア児のための療育施設「子どもリハビリセンターIllumination」で働いている理学療法士・作業療法士が、事業所の外に出て、地域のお父さん・お母さんのところへ直接会いに行きます。

こんな方に来てほしいと思っています。

  • 「うちの子、ちょっと気になるけど、どこに相談すればいいか分からない」
  • 「診断が出ているわけじゃないけど、なんとなく不安」
  • 「発達のことを気軽に聞ける場がほしい」
  • 「ネットの情報に振り回されるのがしんどい」

大げさなことじゃなくて大丈夫です。「ちょっと気になる」くらいの気持ちで来てもらえたらうれしいです。

2025年に熊本市中央区で初開催し、今回の八代市で2回目。これから熊本県内の他の地域や、県外にも広げていく予定です。

今回のイベント概要

イベント名welleap 子どものやりたいが、発達を育む! ‐発達科学から学ぶ、自発性と足育の視点‐
開催日2026年3月15日(日)10:00〜12:00
会場熊本県八代市 大田郷コミュニティセンター
参加者32名(家族連れ中心。ご夫婦+お子さんでの参加がほとんど。専門職5名を含む)
内容①最新の発達科学から見た「子どもの自発性」 ②おうちの環境づくり「育住」 ③子どもの足と靴選び「足育」
話した人理学療法士 平川晋也 / 作業療法士 伊藤恵梨
(子どもリハビリセンターIllumination)

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運営について

運営株式会社LIGHTSWELL(ライトスウェル)
関連施設子どもリハビリセンターIllumination(児童発達支援・放課後等デイサービス)
welleap公式https://hello-wellness.jp/

プレスリリース

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